【宮城県】「ほや」は絶対に外せない!? 宮城県は伊達なグルメが満載の県だった

宮城県は35市町村からなる自治体のひとつ。県庁所在地である仙台市は、伊達政宗の時代から東北地方の中心都市として発展してきました。そのほか、石巻市、白石市、気仙沼市、蔵王町など、観光地としての知名度が高いエリアも含まれています。

宮城県は、東日本大震災のとき、沿岸エリアを中心に大きな被害を受けました。しかし現在は、復興が進んだことにより被害が大きかった水産業も復活。自然ゆたかな観光地や海の幸・山の幸を楽しむことができます。

国際色豊かな東北地方の玄関口でもある

宮城県の特徴のひとつが、とても国際的なところ。玄関口となる仙台空港は、国際線・国内線ともに豊富であり、海外からの路線も充実しています。仙台に直通で来れる国も多いため、最近は観光地としての注目度もアップしてるそうです。

なかでも東北大学は、留学生の受け入れが多いことで有名な大学です。そのため大学がある仙台市は、とくにグローバルな雰囲気がたっぷり。欧米、アジア、アフリカなど、流ちょうな日本語を話す留学生にたくさん出会えます。

四季の変化を感じられることが魅力

宮城県は、季節ごとの美しさを体感できる観光スポットがたくさん。たとえば蔵王連峰。スキーやハイキングをする人なら、いちどは訪れたみたい場所です。山の麓に桜並木が広がるのが春。夏は、蔵王の顔であるエメラルドグリーンのお釜がもっとも映える季節です。

秋は落葉樹が色づき、カラフルな蔵王を楽しめます。幻想的な蔵王が見れるのは冬。「スノーモンスター」と言われる樹氷が、非現実的な世界をつくりだします。そのほか、白石にある栗駒山、仙台付近の松島も、四季の変化がとても豊かなスポットです。

伊達政宗が残した文化にあふれている!

宮城県内には数多くの歴史的スポットがあります。その多くは、歴史ゲームで人気の伊達政宗に由来するもの。政宗が愛したのが、安土桃山時代のきらびやかな文化。そのため、瑞鳳殿や大崎八幡宮など、県内にある寺社仏閣はとてもカラフルなんです。

また、宮城県内で継承されているお祭りの多くが伊達家由来。毎年8月に行われる仙台七夕祭りは、伊達政宗が七夕を推奨したことから生まれたと言われています。神輿をかついで練り歩く仙台・青葉祭りは、2代目の伊達忠宗がはじめたお祭りが由来です。

七夕

ご当地食材の多くは仙台藩にルーツがある!?

伊達政宗を初代とする仙台藩。いま、宮城県のご当地食材と言われる食材には、仙台藩にルーツがあるものも多いんです。仙台みそと呼ばれる赤味噌は、屋敷に勤めていた人々むけに仙台藩みずから作っていたもの。江戸に伝わり、日本各地で使われるようになったそうです。

また、仙台の代名詞ともいえるご当地スイーツがずんだ餅。ずんだの由来は諸説ありますが、政宗が視察しているとき、領民から出された餅を「仙台藩豆打(ずだ)餅」と命名、それが変化して「すんだ」となったと言われています。

牛タンはビッグサイズでリーズナブル!

宮城県のなかでも仙台市の名物であるのが牛タン。駅前だけでもたくさんの牛タン屋さんが目に留まります。仙台の牛タンの魅力はその厚さ。こだわった仕込みをしているので、厚くても柔らかく、とってもジューシーな味わいです。

牛たん

とくにおすすめなのが居酒屋で牛タンを食べること。おつまみ感覚で、ビッグサイズながらお値段はリーズナブル。都心のお店ではなかなか実現しないような価格で牛タンを楽しむことができます。牛タンサラダや牛タンシチューなど、アレンジされた料理もおすすめです。

外せないのが宮城の海鮮

三陸の海は栄養が豊富。そのため、日本でも有数の漁場のひとつとして知られています。その海域でとれる魚介類の多くは、味が濃厚で食べ応えも十分。石巻や気仙沼、塩釜のような漁港はもちろん、仙台市のような都市部でも、鮮度のいい魚介類を味わうことができます。

宮城に来たらぜひ食べたいのが生まぐろ。さしみを注文すると肉厚なまぐろがドカンと出てきます。また、気仙沼の名産であるフカヒレもおすすめ。自宅で食べられるレトルト食品も充実しているので、お土産として買う人も多いようですよ。

新鮮な「ほや」にぜひチャレンジしよう!

「ほや」と聞いて、何のことか分からない人も多いのでは。「ほや」は、貝でも魚でもなく、海に生息する動物の一種だそうです。「ほや」は鮮度が命。新鮮な「ほや」は、コリコリした触感のなかに磯の匂いがひろがる特別な味です。

ほや

とはいえ、少しでも古くなると生臭くなってしまうことが難点。そのため東北地方の一部のエリアを除くと、ほとんど流通していないんです。刺身はもちろん、から揚げや炊き込みご飯などアレンジもいろいろ。ほや専門店だけではなく居酒屋でも提供しているので、ぜひチェックしてみましょう。

まとめ

宮城県は、四季折々の楽しみ方ができる観光スポットが満載。自分が何を楽しみたいかに注目して、訪れる時期を決めるのもおすすめです。宮城県内は、その地域ならではの海の幸・山の幸、さらにはB級グルメも充実。伊達政宗を初代とする仙台藩にゆかりがあるものも少なくありません。歴史を感じながら、「見る」「食べる」「知る」を満喫できる、それが宮城県の魅力です。

ひこすけ(hikosuke)
海外で地域のPRにかかわる仕事をしています。地域の観光地や名産品・県産品を海外の人に知ってもらうために日々奮闘中です。
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