【佐賀県】有明海のごちそうと、すてきな陶磁器に出会える佐賀県

佐賀県は九州の北西部に位置し、面積2,440平方キロメートルと九州7県で最も小さい県です。唐津・伊万里・有田などは古くから陶磁器の産地として有名なほか、日本三大松原の一つに選定された虹の松原があるなど、美しい景勝地にも恵まれ観光客で賑わいをみせています。

年間平均気温は16℃前後の地域が多く、寒暖差が少なく気候は温暖な傾向にあります。全域で猛暑日と真冬日はほとんどありません。

産業は、農業や水産業などの第一次産業の割合が全国に比べて高いのが特徴的です。

全国ブランドになった「呼子のイカ」

佐賀県北部に広がる玄界灘は、世界有数の漁場として有名です。玄界灘に面する呼子は、イカの活き造りを食べられる場所として知られています。夜中から明け方にかけて1本釣りされた剣先イカは、「呼子のイカ」としてブランド化されています。
透明感のある身と、プリプリとした食感と上品な甘みは極上品です。そのおいしさから、全国ブランドとしても有名になりました。呼子では、呼子イカの活き造りを堪能できるお店が多数あり、呼子観光の目玉にもなっています。

子ども一緒に楽しめる「吉野ヶ所里歴史公園」

弥生時代の建物が復元され、当時の暮らしの風景が再現された吉野ヶ里歴史公園は、国の特別史跡に指定されています。国と県が一体となった歴史公園として約104haもの面積があり、遺跡だけでなく子どもが喜ぶ大型遊具などもあり親子で楽しむことができます。

世界からも注目される陶磁器の産地

佐賀県には有田市の有田焼、唐津市の唐津焼、伊万里市の伊万里焼など、全国的にも有名な陶磁器の産地が集まっています。有田・伊万里は日本磁器の発祥の地として、17世紀ごろから陶磁器がつくられるようになりました。有田には多くの窯元があり、そのまち並みは国の重要伝統的建造物群保存地区にも認定されました。
これらの陶磁器は古くから輸出も盛んで、現在でも世界的に認められています。

白磁に淡いブルーが美しい磁器製鳥居「陶山神社」

磁器製の大鳥居や狛犬、灯篭など、名工たちの技が光る名品が目をひく「陶山神社」は、有田焼のまちならではの風情に包まれています。有田焼を使用した交通安全お守りやミニ縁起絵馬守りは、お土産にも最適です。

ご当地グルメといえば

竹崎カニ

太良町を代表する特産物で、カザミといわれるワタリガニの一種です。有明海の干潟で育つ竹崎カニは格段に美味しいといわれています。秋口のメスが持つたまごも絶品です。

ムツゴロウ

有明海沿いの道の駅では、お土産としても販売されているムツゴロウ。ハゼの仲間のため、あっさりとした脂がのった白身魚らしい味で、見た目とは似つかわしくない上品な味です。素焼きはもちろん、新鮮なものは刺身でも食べることができます。

佐賀のり

有明海の栄養が豊富な干潟で育つのりは、独特の風味と甘みがあり、質、量ともに日本一と高い評価をうけています。

日本編集部(Nippon Editorial Department)
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