【福井県】意外な第一位がここにある福井県

福井県は本州の中部、日本海側に面した県です。福井県には国の名勝および天然記念物に指定される断崖絶壁の絶景「東尋坊」や、曹洞宗の第一道場で出家参禅の道場「永平寺」などの観光スポットがあります。

北東部には1,000m以上の高い山々が連なっています。南西部は、海岸線がのこぎり歯状に入り組んでおり、大きな平野はなく小さな平野が細長く続きます。
年間を通して曇りの日が多く、年間雨量が多いのが特徴です。概ね同じ緯度にある東京よりも冬の平均気温は3℃低いですが、湿度が高いためそれほど寒さを感じにくい傾向にあります。

サスペンスドラマの定番「東尋坊」

三国町の海岸線約1kmにわたって続く、断崖絶壁の奇勝地です。波の侵食によって形成された「輝石安山岩の柱状節理」は地質学的にも大変めずらしく、東尋坊を含め世界に3つしかないと言われています。そそり立つ断崖絶壁を海面から眺めることが出来る観光遊覧船も運行しています。

圧倒的な低さが愛らしい「東尋坊タワー」は、10階建相当に値する地上55メートル。日本一低いタワーと言われています。

恐竜好きなら絶対に外せない「恐竜王国」

福井県勝山市には、恐竜化石調査を実施し多くの恐竜化石を発見してきたことから、恐竜を中心に国内最大級の地質・古生物博物館「福井県立恐竜博物館」や、恐竜化石の発掘現場を間近に感じながら発掘体験が出来る全国で初めての施設「野外恐竜博物館」があります。

輸出も盛んな鯖江産のメガネフレーム

鯖江はメガネフレームの生産地で、国内生産率9割以上のシェアを誇っています。品質の高い鯖江産のメガネは、世界中から注目を集めています。世界への輸出額は387億円(2015年)にもなっています。

越前和紙

福井県には越前漆器や若狭塗、越前打刃物、越前焼など伝統工芸品が豊富にあります。
なかでも1500年もの歴史を誇る「越前和紙」は、品質・種類・量ともに、全国一位の和紙産地として、今もなお生産が続けられています。

福井で食べたいご当地グルメ

越前がに

全国に数あるカニの中でも、特に美味しいと評判なのが「越前がに」です。その美味しさは、毎年皇室に献上されるほど。
解禁日は毎年11月6日の午前0時。三国〜越前〜淳賀〜小浜の4ヶ所で水揚げされた雄のずわいがにには黄色いタグがつけられ高値で取引されます。

越前そば

辛味のつよい辛味大根のおろしを入れた出汁つゆで食べる「越前そば」。蕎麦には、蕎麦殻まで引き込んだそば粉を使用するため、より風味が強く、黒っぽいのが特徴です。

へしこ

青魚に塩を降って塩漬けにし、さらに糠漬けにした郷土料理です。若狭では主に鯖や鰯、いか、フグなどが用いられています。

ソースカツ丼

福井県のソールフードともいえる「ソースカツ丼」は、揚げたカツを熱々のうちにウスターソースベースの秘伝のタレにつけ、タレをまぶした熱いご飯にのせたものです。自宅でも簡単につくれるほか、スーパーやお弁当屋さんでも気軽に購入できる庶民の味です。

日本編集部(Nippon Editorial Department)
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