【山口県】本州最西端の地山口県。その隠されざる魅力は明治維新ゆかりの地と新鮮なグルメ!

山口県は本州の最西端にある県。何人もの総理大臣を輩出している歴史と深い関りを持つ件です。初代総理大臣 伊藤博文も山口県出身なんですよ。

そんな山口県ですが、近年は観光とグルメが話題。緑色の小さな島に向かってまっすぐ走る道路があるのは、蒼く透き通った海の上。田舎ならではの美しい角島の画像、あなたも一度はどこかでご覧になっているのではないでしょうか。

山口県ってどんなところ?

山口という県名は、県庁所在地である山口市を由来としています。その山口市の「山口」には由来が諸説あり、長門の国(現在の山口県西部)に通じる道の入り口だから、「鉱山の入り口」だからというのが有力です。

人口は約136万人。山口県の気候は温暖であり、風水害や地震も比較的少なく、住みやすい土地だと言われています。地震の少なさに至っては全国3位なんですよ。

山口県の主な産業は農業、漁業、そして石油やセメントといった基礎素材型産業と輸送機械や医薬品などの産業が盛んです。交通の便が良い瀬戸内海側を中心として、多くの名だたる企業が製造工場立地の場に山口県を選択しているのです。海を使った海上輸送が可能であり、そして本州の端にあることから西日本・九州のメイン都市にも近く、また中国大陸にも近い。大量に物を作る場として、土地も多くある山口県は最良の地と言えます。

特産品は、農産物・海産物がメインです。温暖な気候を活かして作られる夏みかん。また海産物ではフグが有名ですね。豊かな海で採れるアジやケンサキイカも忘れてはいけません。お土産には、手軽に持ち運びができる和菓子の外郎(ういろう)が人気です。

山口県は3方が海に面しており、1,500キロメートルにもおよぶ長い海岸線を有しています。穏やかな瀬戸内海側、荒々しい日本海側、そして関門海峡を挟んで見える九州の地と、3方それぞれ違った面を見せてくれます。

また、山口県は緑にも恵まれた地。中でも特に、国の特別天然記念物に選ばれている秋吉台・秋芳洞は、ぜひとも訪れたい観光スポットです。

自然が作り出した美しき避暑地 秋吉台・秋芳洞

まず初めに秋吉台とは、山口県美祢市に広がる日本最大級のカルスト台地のこと。レンタカーやレンタサイクルで巡るカルスト台地は、鮮やかに衣替えをする四季折々の彩り豊かな自然を、体全体で堪能することができます。体力に自信のある方はトレイルランも可能です。どこまでも広がる草原に白い石が立ち並ぶ不思議な景色。非日常の世界で綺麗な空気をたっぷりと吸って、リラックスして帰りましょう。

その秋吉台の地下100メートルに位置するのが天然の洞窟 秋芳洞。国定公園の中にある大鍾乳洞で、中は夏でもひやりとした空気が満ちています。大きな地下空間にはめったに見ることの出来ない壮大な景観が広がっています。

絶景の中を渡るドライブスポット「角島大橋」

北西に位置する下関市と豊北町角島間の海土ヶ瀬戸に架かる「角島大橋」は、自動車のCMなど多くのメディアでも登場する有名な橋です。全長は1780mもあり、無料で渡れる橋として国内屈指の長さを誇ります。まるで空へ繋がるようにまっすぐ伸びた橋を駆け抜ける爽快感は、ここでしか味わえません。エメラルドグリーンからコバルトブルーへ変化する海のグラデーションに心が癒されるはずです。

山口で食を楽しむならここは外せない!下関

山口県と言えば、下関が有名です。下関にはペンギンやフグの展示が充実している海響館(水族館)や、壇ノ浦の戦いで有名な安徳天皇が祭られている赤間神社、英国領事館などがあります。見どころ盛だくさんな下関ですが、絶対にはずことの出来ない場所はここ 唐戸市場!山口の新鮮な魚介類が存分に食べられる食のテーマパークです。

唐戸市場の中には、魚介類を購入できるゾーンと、市場で調理された魚介類をその場で買って食べることの出来るゾーンがあります。観光客に人気のゾーンはもちろん後者。獲れたての魚を使った新鮮なお寿司や、下関ならではのフグの天ぷらなどがお得な値段で食べられます。歩いているだけでついついお腹がいっぱいになってしまう市場なのです。

夜はのんびり温泉へ 「白狐の湯」 湯田温泉

県庁所在地のある山口市には、湯田温泉という温泉街があります。白狐がけがを治すために浸かっていた温泉として有名な地で、いくつもの温泉旅館が軒連ねる風情ある温泉街です。街の至る所には足湯も設置されており、気軽に温泉を楽しむことができるスポットとなっています。

温泉街には詩人である中原中也記念館もあります。また、この温泉は明治維新の志士たちが大勢利用していたことでも有名。高杉晋作や伊藤博文、坂本龍馬らが酒盛りをし、日本のこれからに思いを馳せながら集っていた場所がここ湯田温泉なのです。

明治維新の面影を色濃く残した城下町 萩

山口県萩市は、萩城を中心として栄えた城下町。今でもその美しい白壁の景観を保った町で、ふらりと街歩きするだけで充分楽しめる魅力のある街です。この萩は吉田松陰が主催した松下村塾があった地でもあり、高杉晋作、伊藤博文、木戸孝允など明治を代表する多くの逸材を生み出した場所でもあります。歴史に興味がある方は一度訪れてみてください。

まとめ

あまり目立った観光地がないと思われがちな山口県ですが、実はこのように見どころが盛りだくさんな県。観光・グルメ・温泉と、誰にでもぐっとヒットする要素が一つは見つかる場所です。まだ訪れたことがないという方はこの機会にぜひ山口県の魅力を知っていってくださいね。

水城みかん(mizuki)
ひきこもりWebライター兼外資系OL。愛媛県出身のプロテインマニア。猫資金のため日々執筆に明け暮れる。執筆ジャンルはダイエット、お金、経理、旅行、ライフスタイルなど。
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