【兵庫県】おしゃれな街として人気の神戸だけじゃない兵庫県の魅力

兵庫県は大阪や京都へのアクセスも良く、関西を旅するときには是非訪れたい都道府県の一つとして人気です。兵庫県と言えば、海と山に囲まれていて海外のような独特の雰囲気をもつ神戸が全国的に最も知名度が高く、県庁所在地にも指定されています。兵庫県全体を見てみると、面積は8,400.94km2(平成29年時点)で、 人口は5,469,762人 (2019年6月時点)。全国的に考えても、兵庫県で暮らしている人は多く、土地も広い県と言えます。

兵庫県には、新幹線が止まる駅が相生・姫路・明石・新神戸と4.箇所もあり、さらに神戸市には神戸空港も就航しているため、他府県から訪れる際のアクセスも非常に便利です。海外から兵庫県に行く場合でも、関西と世界を繋ぐ関西国際空港から簡単に兵庫県へ1時間程度でアクセス可能なので、日本人だけでなく外国人の旅行客も目立ちます。

そんな兵庫県は、阪神間・東播・中播・西播と4つの地域におおまかに分類することができるのですが、どの地域も違った雰囲気や魅力を持っていて、兵庫県に出かけた際は全部おさえておきたい場所ばかり 。

兵庫県に遊びに行く大半の人が寄るのは、なんと言っても神戸市です。県外の人に神戸のイメージ聞くと「おしゃれ」や「美味しい洋菓子がたくさんある」という返事が返ってくることが多いそうです。実際神戸を訪れてみると、インスタ映えするようなおしゃれな街並みやカフェがたくさんで女子旅やカップル旅行として訪れても満喫できます。三宮駅から徒歩10分程度の北野は、かつて外国人が移り住んできた場所なので、今でもたくさんの異人館が残っており、その一部は現在レストランや観光地になっています。あまりに素敵な外観なので、異人館のレストランや隣接されているチャペルで結婚式を行うカップルもたくさん。異人館へ行くまでは北野坂という坂が続いていますが、途中には神戸を代表するトゥーストゥースやにしむら珈琲店などがあり休憩をしながら神戸らしいおしゃれなカフェタイムを過ごせるのも魅力。

神戸市は、北野エリアだけでなく、日本三大中華街である元町中華街、大丸を筆頭に高級ブランドがずらりと並んでいる旧居留地エリア、さらに昔からデートスポットとして人気のモザイクハーバーランドエリアが特に注目を集めています。モザイクではショッピングだけでなく、港町神戸を実感できる景色も楽しむことができます。夏には毎年みなとこうべ花火大会が開催され、毎年28万人程度が 訪れ水面に反射しながら舞い上がる絶景花火を楽しんでいます。

神戸を語る際に忘れてはいけないのは全国的にも知られている有馬温泉。三宮から電車で30分の近さにあり、直行バスも出ています。神戸で思う存分遊んだ後は、有馬温泉だけでしか楽しめない金泉・銀泉でリラックス。温泉街では、素朴なのになぜかクセになる炭酸せんべいが名物となっています。

有馬温泉

神戸市の中だけでも、このように異なる表情を見せてくれます。観光だけでなく神戸発祥の洋菓子や、神戸牛を食べられるお店もたくさん。しかし、兵庫県の魅力はそれ以外の地区にもいっぱいあるので、神戸だけで満足せずにこれからご紹介する他の地区にも是非行ってみてください。

まず、阪神間でおすすめしたいのが西宮市です。関西の「住みたい街ランキング」でも主要都市を抑えて西宮が一位に輝いています 。その理由として、西宮には関西学院大学、甲南大学、や神戸女学院など関西を代表する大学が密集している点、治安が良い点、アクセスの良さ、大型複合施設の西宮ガーデンズがあり生活も便利、というポイントが挙げられます。阪神甲子園球場があるため、高校野球シーズンや阪神タイガースの試合の際はさらに盛り上がりが増すのも特徴です。落ち着いた雰囲気で兵庫県の生活感を実感させてくれるような場所です、西宮は神戸と大阪の丁度中間の位置にあり、どちらに行くのも電車で約15分程度なので、兵庫県を周る際の行程にも入れやすいでしょう。

続いて東播地区で一押しなのが明石市。明石は瀬戸内海に隣接しているため漁業が栄えています。特にタコが有名で、明石ダコを使用して特性の出汁に浸して食べる明石焼きを初めて食べると、一般的なたこ焼きの概念を覆す衝撃が走ります。また、明石と淡路島を繋ぐ明石海峡大橋が見物。明石海峡大橋は実は上ることができ、300メートルもの高さから 兵庫県本土と自然あふれる淡路島を見下ろすことができて最高の思い出作りになるでしょう。

明石海峡大橋

中播地区で観光客が最も多いのは姫路。言わずとも知れた世界遺産姫路城や好古園があり、かつての城下町の雰囲気が残っています。姫路は観光を十分楽しめる場所だけでなくB級グルメの地でもあります。姫路おでんや串カツはなかでも有名。姫路駅から姫路城を繋ぐように存在する商店街、みゆき通りで食べ歩きをしながら観光を楽しむと心もお腹も満たされます。

最後に西播地区では赤穂市を是非チェックしてみてください。兵庫県の最も西に存在しお隣は岡山県。赤穂はしょっぱさだけでなく甘みを感じるような赤穂塩の産地として知られています。また、冬場は全国を代表する牡蠣が名物。普通の牡蠣より大きく濃厚な牡蠣は他府県にも出荷されていて、冬場には毎年牡蠣祭りが開催され多くの人が牡蠣グルメを堪能します。

兵庫県は神戸だけではなく、他のどの地区に行っても違った楽しさや美味しさ、美しさがいっぱい。まさに各地違って全部良い、ひとつの県なのに雰囲気の異なる他府県へ訪れたような気分にさせてくれます。また各地域間の移動は、車や電車のアクセスが整備されているため便利です。是非兵庫県へ出かけた際は、ひとつのエリアだけに留まるのではなく、兵庫県を周ってみて特にお気に入りの場所を見つけてみてください。

兵庫県神戸市出身。台湾人の夫と現在は東京で暮らし、日英間の翻訳者として暮らしている。関西弁アクセントが取れないのが悩み。兵庫県が好きで3ヶ月に1回は帰省してしまう。
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